【 吹き寄せご飯 】95歳の現役料理研究家・ 鈴木登紀子 料理教室を実況中継|kufura [クフラ]

    東京都武蔵野市の自宅で月に1度、約10日間にわたって「鈴木登紀子料理教室」を開催している“ばぁば”こと鈴木登紀子さん(95歳)。その月ごとに、旬の食材を使ったお料理を学びます。

    ばぁばが「私の聖地」と呼ぶお台所を舞台に繰り広げられる“お稽古劇場”のハイライト、今回は、料理教室・神無月の献立から、「吹き寄せご飯」の作り方を紹介します。ばぁばの真骨頂ともいえる、根菜をふんだんに使った炊き込みご飯で、紅葉で色づく野山に見立てた目にも鮮やかな一品です。ばぁばの軽妙な語りを聞きながら、ぜひ作ってみてください。

    「薄焼き卵で銀杏を、にんじんで紅葉を。そんな手間ひまをかけている時間はないとおっしゃるかしら。でもね、時間は作るものなのよ」

    今から約50年前、ばぁばはサラリーマンの夫と3人の子供を育てる専業主婦でした。その当時、ご近所の奥様たちに請われて自宅で主宰していた料理教室の評判を聞きつけた『きょうの料理』(NHK Eテレ)のプロデューサーからの依頼で、番組に出演することになったのが“料理研究家・鈴木登紀子”のはじまりです。

    デビュー作は炊き込みご飯やまぜご飯などの“ご飯もの”。以来、ばぁばは季節ごとにさまざまなご飯の献立を作ってきました。お料理教室でも、献立の最後に汁椀とともに供されるご飯は、必ず彩りのあるものとなっています。

    「“吹き寄せ”とは、秋の紅葉が風で吹き寄せられた様子を表した料理のこと。ですから、“吹きよせご飯”卵の黄色、にんじんの紅、そしてごぼうの枯れ色を秋の紅葉に見立てて、ご飯の上で吹き寄せるのです。もちろん、ご飯だけでもおいしいのよ。でも、日本料理の醍醐味は目に麗しきその美しい盛り付けにあるの。よい機会ですから、型抜きや飾り付けをはお子さんに手伝わせてもいいわね。深秋のごちそうをご家族でお楽しみください」(ばぁば)

    吹き寄せご飯の作り方
    材料(4人分)

    米 3カップ

    水 3カップ

    にんじん 50g

    ごぼう 50g

    里いも 3個(約200g)

    こんにゃく 1/3枚

    油揚げ 1枚

    だし 3カップ

    酒 大さじ3

    しょうゆ 大さじ3弱

    塩 小さじ2/3

    砂糖 小さじ1

    (銀杏卵)

    卵 1個

    砂糖 小さじ2

    塩 少量

    (紅葉にんじん)

    にんじん (もみじ型で型抜きしたもの)12枚

    だし 鍋に入れたにんじんがひたひたで隠れる量

    砂糖 小さじ2

    塩 少量

    (松葉ごぼう)

    ごぼう 50g

    だし 鍋にいれたごぼうがひたひたで隠れる量

    しょうゆ 小さじ2

    作り方

    (1)米は炊く1時間以上前に手早く研いで水加減をしておく。

    (2)にんじんは3cm長さの拍子切りにする。ごぼうは皮をたわしでこすり洗いをし、包丁で縦に短めの切り目を入れてささがきにする。酢(分量外)をごく少量落とした水に放し、ささがきが終わったらざるに上げて水洗いをして、水気をよく切っておく。

    (3)里いもはたわしでこすり洗いしてから天地を落とし、お尻から亀甲になるように上にむき上げる。5mm幅に切って流水の下でよく洗ってぬめりを除く。

    (4)こんにゃくは水からゆで始め、煮立ってから3分ほどゆでて冷水に放す。冷めたら1cm幅で2〜3㎜厚さの短冊切りにする。

    (5)油揚げは熱湯をかけて油抜きをし、縦半分に切って5〜6mm幅の短冊切りにする。

    (6)吹き寄せの飾りを作る。

    【銀杏卵】ボウルに卵を割り入れ、菜箸で白身をつまんでよく切り、泡立てないように溶きほぐして、漉し器などで漉す。フライパンを熱してサラダ油に浸したキッチンペーパーなどでフライパン薄く油を引き、卵を流し入れて薄焼き卵を作る。型抜きを使って銀杏の形に抜く。

    【紅葉にんじん】小鍋にだし、砂糖、塩を加えて弱火にかけ、紅葉型に抜いたにんじんを加える。煮汁がなくなるまで煮てバットに空ける。

    【松葉ごぼう】ごぼうは3cm長さの短冊切りにし、縦に包丁を入れて酢水に放してアク止めをする。サッと水洗いをして小鍋に移し、ひたひたのだし、しょうゆを入れて弱火にかける。汁気がなくなるまで煮てバットに空けておく。

    (7)米の水をお玉ですくい出す。この時、すくい出した回数を数えておくこと。全部すくい出したら、ふたたびお玉で、すくい出した水と同じ回数分のだしを加える。酒、しょうゆ、塩、砂糖を入れ、(2)(3)(4)(5)も加えてひと混ぜしてから強火にかける。

    (8)蓋がカタカタと鳴ったら30秒ほど待ってからごく弱火にし、約13分炊いて火を止め、10分蒸らす。盤台にあけ、しゃもじで大きく返しながら具材とご飯をよく合わせる。この時、ご飯を練らないように要注意。(6)の飾りを彩りよく散らしてできあがり。

    PROFILE

    鈴木登紀子(すずきときこ)

    日本料理研究家。1923年11月に青森県八戸市に生まれる。46才で料理研究家としてデビュー。東京・武蔵野市の自宅で料理教室を主宰するかたわら、テレビ、雑誌等で広く活躍。『きょうの料理』(NHK・Eテレ)への出演は、50年近くになる。『ばぁば92年目の隠し味』(小学館)はじめ著書多数。

    #鈴木登紀子#吹き寄せご飯

    21件のコメント

    1. おじゃまします(*^◯^*)
      ばぁばの料理大好きです❤️

      いつも為になります😌👍

      高評価です👍👍👍😊🍀

      また伺いますね(//∇//)

    2. お料理が苦手な私ですが、いろいろと勉強になります。また、楽しみにしています😊

    3. おばさんもう引退でもしたらいいと思います。気持ち悪い料理をされて居ますが⁉️‼️手にマニュキュアをつけた手で料理をされて居ますが気持ち悪いです。⁉️‼️

    4. 早く炊きなさいよ。おばさんおしやべりはいりません。早くマニュキュアをつけた手で料理をしたら⁉️‼️

    5. 相変わらずのユーモア、なぜか耳に残る教訓。まさかこのチャンネルで登紀子先生にお目にかかれるとは!
      梅干しから来ました。

    6. 吹き寄せご飯 とかしぎ鍋とか…… 今まで 耳にしたことのないお料理の 名前に 新鮮な気持ちです。
      ご高齢なのに丁寧に作る方法を教えてくださり 本当にありがとうございます。

    7. 猫ちゃんのしっぽ ばあば、今日は、スマホの動画配信でみています。じっさいに調理、しているところを撮して見れますから、分かりやすくて、たすかります、いつも、どうもありがとうございます。

    8. 動画を撮っていただいた方、嬉しいです。ありがとうございます。ばぁばの料理教室に通った7年間の思い出が蘇ります。この頃はもう体調がかなり悪くなって退院されたばかりの頃で口調が弱々しくなって心配でした。毎日、沢山の生徒さんがいるので日々、あの体調で料理教室をやり続ける気力は凄い。本当に偉大な先生でした。コロナ自粛の世の中になり料理教室がずっと中止になり再開を心待ちにしていましたが引退されました。まだまだ習いたい事、学びたい事が沢山あり心残りです。ばぁば、今までありがとうございました。ご冥福をお祈りします。

    9. 先程、亡くなられた事をこちらのコメント欄で知りました。
      母が亡くなった時を思い出しました。鈴木先生の教えは母の教えでした。そして動画でご高齢でもお洒落を忘れず素敵に料理をされていた先生に最期まで希望を頂きました。永い間有り難うございました。🙇ご冥福をお祈り申し上げます。

    10. これを見て泣けました。
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    11. 見るからに陽気な陽性な方が晩年癌に何回も罹患したというのが人間の体質と言うか身体の不思議ですね。