なつかしの昭和カレー

私の中のカレーブームは去年の夏にやってきた。
近々またカレーを作ろうと、買い物に行った日、とあるパッケージに惹かれた。

「なつかしの昭和カレールウ」

「なつかし」と言われても、平成生まれの私は昭和のカレーを知らない。

なつかしさに浸るためというよりは、昭和カレーの味がどういうものだったのか、純粋に興味が湧いて買ってみることにした。

昭和の味が知りたいので、レシピを捻りはせず、裏側の説明に素直に従ってつくる。

材料は玉ねぎと人参とじゃがいも。お好きなお肉とあったので、豚の細切れ肉を用意。

炒めて、水を注いで煮て、仕上げにルウを。

お皿に注いで、先日から漬けている赤玉ねぎのピクルスを添える。

甘口にしたので、ピリピリとした辛味はなくて食べやすい。

この味、何かを思い出す。

何か…何か…

あっイギリスのカレーだ!

黄土色をしているところもイギリスのカレーっぽい。

小麦粉の味が強いイギリスのカレー。

日本のカレーはイギリス海軍のカレーが伝わったものなのだから、日本の家庭に広がり始めた当時のカレーの味がイギリスっぽいのは必然かもしれない。

ルウの原材料は以下の通り。

『小麦粉、豚脂、食塩、カレー粉、ポークエキス、牛脂、砂糖、バター(乳成分を含む)、チャツネ(りんごを含む)、酵母エキス調味料、たん白加水分解物、しょう油(大豆を含む)、魚介エキス(あさり、ほたて)、チキンエキス粉末、乾椎茸、インスタントコーヒー、酵母エキス、醸造酢』

材料からしてイギリスを感じないわけにはいかない。

小麦粉が主体で、ラード(豚脂)をたっぷり使うところがイギリス料理っぽい。

イギリスのレシピ本に登場しがちな「チャツネ(玉ねぎの食事用ジャム)」が入ってくるのもイギリス料理っぽい。

イギリスのカレーを思い出した昭和カレーだけれど、イギリスで食べるカレーよりも美味しい。

イギリスのカレーにはコクがない。
(例外はきっとある。)

カレー粉と小麦粉をお湯で溶いたような味がする。

昭和カレーにはコクがある。

たぶんイギリスカレーに日本料理の十八番「旨味」を入れたことで感じる「コク」なのだろう。

イギリスのカレーにはきっと入っていないであろう乾燥椎茸や魚介のエキスが入っている。おまけにうま味調味料も。イギリス料理にはあまり化学調味料が使われない。悪いことではないと思う。

昭和カレーなので、副菜も昭和を感じる茄子と筍としんじょの煮物にした。

ごちそうさま。

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