寒干しでうまみ おせちの定番 サメを開きにした「のうさば」 福岡県宗像市
福岡県宗像市の鐘崎港を歩くと、軒先や竹ざおにぶら下げられて揺れているものがあった。「のうさば」。地元では、これがないと正月が迎えられないほどの一品だという。
代々漁業を営む権田猛雄さんに、生きている姿を見せてもらった。体長70~80センチほど。背中一面に白い斑点がある。サメの一種のホシザメだ。これを天日干ししたのが「のうさば」。背開きにして内臓と中骨を取り、竹串をつっぱりにして縮まないように開いて干す。「この寒風がいいんです」と猛雄さん。11月下旬から12月に、10日前後で干し上がる。