91歳店主が毎朝焼く「昭和の味」老舗たこ焼き店 鹿屋・本町の名物 (26/04/10 18:50)

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    鹿児島県鹿屋市にある老舗のたこ焼き店を紹介します。

    店主の女性は91歳!60年以上変わらない懐かしの味と、昭和レトロな店を取材しました。

    店の正面に大きなタコのイラストが描かれたこちらのお店。

    店内には鹿屋市出身の芸能人のサインも飾られています。

    そんな店の窓際で毎朝9時半ごろからたこ焼きを焼いているのが、店主の木佐貫シズエさん。

    昭和10年生まれの91歳です。

    長時間の立ち仕事も何のその。

    インタビュー中に注文の電話が鳴っても…

    スッと立ち上がって、小走りで電話に駆け寄る91歳とは思えないフットワークの軽さです。

    昭和で時が止まったかのようなこちらの店の名前は「たこ焼き本町」。

    木佐貫シズエさん(91)
    「つらいってことはないよ。楽しい仕事だから」

    そう話すシズエおばあちゃんのたこ焼きがこちらです。

    外はパリッと、中はトロッと。

    創業当初から変わらない素朴な味わいで、甘めのソースと青のりがよく合います。

    値段は15個で500円ですが、こればかりは「昭和のまま」とはいかないようで…

    木佐貫シズエさん(91)
    「材料費?そりぁ違うよ。ものすごいよ。たこ焼きは1ケースで100円だったの、最初は。15個で100円だよ。その頃のメリケン(小麦)粉は68円か98円かだった。今は300円からだよ」

    シズエおばあちゃんが店を始めたのは今から60年以上前、20代のころです。

    木佐貫シズエさん(91)
    「最初はね、散髪屋さんだった。お父さんの友達が(理容店の隣で)『たこ焼き屋をさせてごらん』って言ったのが始まり。散髪屋を壁で仕切って、そっちが私で、お父さんがこっちで。(たこ焼きが)一人で大変だったから『もうこっちをしてよ、(散髪屋を)閉めるが』って言った。『じゃらいね』って言って散髪屋をすぐ閉めてくれた。辞めてくれた」

    シズエおばあちゃんが言う「お父さん」とは、夫の長光さんのこと。

    夫婦二人三脚で、ずっと一緒にたこ焼きを焼いてきましたが2025年5月に亡くなりました。

    木佐貫シズエさん(91)
    「(夫・長光さんは)人見知りするような人。しゃべらないでニコニコ笑うだけ」

    長光さんが亡くなっても店を辞める選択肢はなかったというシズエおばあちゃん。

    お客さんとのおしゃべりが生きがいで、やりがいです。

    木佐貫シズエさん(91)
    「お客さんがしゃべってくれるだけでもうれしい。それだけで楽しい」

    お客さん
    「おいしいです。子供も好きで」
    「年齢を聞いてびっくりしました。見習わなきゃと思いますよね」

    大きなタコの絵の下で、シズエおばあちゃんはきょうもたこ焼きを焼いています。

    お店は後継者もいて、午後5時からは息子さんが『夜の部』として営業をしているそうです。

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