【第9弾】創業61年 小樽の老舗町中華のあんかけ焼きそば「ザ・ロングセラー愛されるにはワケがある」(5月28日放送)

    新しいお店が次から次へとオープンする一方、長く続いているお店があります。
    北海道で50年以上続くお店にスポットをあて、愛されている理由を探るコーナー「ザ・ロングセラー愛されるにはワケがある」。
    今回は、両親の味を兄弟で受け継ぐ、老舗中華料理店に密着しました。

    小樽駅から港側へ坂を下ると、地元住民でにぎわう商店街が姿を現します。
    「小樽都通り商店街」です。

    その商店街の中にあるのが、1964年創業「中華食堂 桂苑(けいえん)」です。

    お昼時には、相席が当たり前の老舗町中華。
    皆さんのお目当ては…?

    石狩から:「あんかけ焼きそばが食べたくて自転車で来ました。」

    札幌から:「あんかけ(焼きそば)食べたいなと思って。」

    このお店のロングセラーは「あんかけ焼そば」。
    お客さんの半数以上が注文する、桂苑創業当時からの看板メニューです。
    香ばしく炒められた麺とあんかけが相性抜群な一品。
    市外からも大勢のお客さんが…

    千歳から:「商店街を歩いていて、地元の人に愛されていそうな老舗の中華料理屋さんを見つけたので入ってみようかと。麺がパリパリで、強火で仕上げてあるのに野菜はしゃきしゃきでおいしいです。」

    苫小牧から:「最高です!」

    お店で鍋を振るのは2代目店主の澤田 初(さわだ・はじめ)さん。

    弟の忍(しのぶ)さんと厨房に立ちます。

    兄弟で味を守り続ける…桂苑のあんかけ焼きそば

    小樽名物として有名な「あんかけ焼きそば」。
    桂苑ならではの特徴は?

    桂苑2代目店主 初さん:「わりかし野菜たっぷり?特色がないのがうちの特徴かな。」

    昔ながらの味付けを守り続けているんだそう。
    あんかけ焼そば専用の麺はラードで炒め、香ばしく仕上げます。

    豚肉、もやし、人参、白菜などの野菜と、きくらげ、エビなど9種類の具材を炒めます。
    そこに丸鶏・豚肉エキス・野菜を煮込んだスープを入れ、調味料を加えてとろみをつけたらあんかけの完成!

    「あんかけ焼きそば」の誕生には長い歴史があるんだそうで…

    桂苑2代目店主 初さん:「この桂苑の店舗の隣に、チャイニーズレストランロールっていう中国料理店があったんですよね。」

    さかのぼること約80年。
    澤田さんの父の満雄(みつお)さんが、太平洋戦争の影響で東京から上富良野へ入植。
    その後札幌にある日本料理店で修行を重ね、「チャイニーズレストラン・ロール」のオーナーに声をかけられ小樽で中華料理人としての人生をスタートさせます。

    桂苑2代目店主 初さん:「昭和20年代の半ばくらい。チャイニーズレストランとしての営業はほんの数年間だったと思うんですが…」

    オーナーが亡くなり、父の満雄さんは独立。
    その後、妻の富美子(ふみこ)さんと「中華食堂・桂苑」をオープン。
    東京オリンピックで日本中が沸き立つ、1964年のことでした。

    当時の人気メニューは…?

    桂苑2代目店主 初さん:「焼きそばよりも、野菜ラーメンのしょうゆと塩が人気でね。」

    一方で、「チャイニーズレストランロール」や「桂苑」にも創業当初から「炒麺」として、「あんかけ焼きそば」がありました。

    小樽で“あんかけ焼きそば”が親しまれていた理由
    桂苑2代目店主 初さん:「手軽に食べられて、腹持ちが良いと。冬は寒いから、あんかけみたいなものは体があったまると。」

    昭和30年代ごろ、小樽ではデパートで買い物をした後にあんかけ焼きそばを食べて帰ることが市民の流行でした。
    その名残は現代にも…

    桂苑2代目店主 初さん:「中華屋に限らず、一般食堂とかスーパー銭湯とか喫茶店とか、いろんなところであんかけ焼きそばって提供されてるなって。『これってなんなんだろう?』って。我々にと ってはふだんの何でもない食べ物ですから、あんかけ焼そばって。」

    そんな「なんでもない食べ物」を名物に押し上げようと結成されたのが…

    桂苑2代目店主 初さん:「小樽あんかけやきそば親衛隊ですよね。あんかけ焼きそばをツールとして町おこしをやっていこうぜって。」

    「あんかけ焼きそば」による町おこしに一丸となり成功した小樽。
    人気に火が付き、観光客も「あんかけ焼きそば」を目当てに訪れるほど大人気メニューになりました。

    両親から受け継いだ店を兄弟2人で切り盛り

    桂苑2代目店主 初さん:「難しいところもあるけど、頼もしいよ。何を欲してるかっていうのは察知してくれる。他人さんとじゃできない連携プレーっていうのかな、感じるところ。」

    常連客:「子どものころから食べてるんです。35年、もっとだな、40年!飽きないですね、変わらない味」

    常連客:「30年くらいになりますかね。あんかけ焼きそばがおいしいんですよね、ここのお店。」

    愛されるワケは「3つのS」
    地域に支えられ今年で61年を迎えた桂苑。
    愛されるワケは…?

    桂苑2代目店主 初さん:「うちの親から言われてきたのは、“3つのS”だよと。」

    桂苑2代目店主 初さん:「スピード、スマイル、スタイル。きっちり仕事に向き合ってるっていう姿勢をお客さんに見せろと。」

    桂苑2代目店主 初さん:「地元の方あってこそのこのお店。創業当時50年、60年前とかね、実際に来てくれてた方々のお子さんとかまたそのお子さんとかね、そういうお客さんが長く来てくれてるから今でもこのお店が存在してるのかなと。」

    【中華食堂 桂苑】
    住所:小樽市稲穂2丁目

    ※掲載の内容は番組放送時(2025年5月28日)の情報に基づきます

    2件のコメント

    1. 「桂苑」行きました。(╹◡╹)
      美味しかったです。(╹◡╹)
      でも
      1つ気になることが…。(ω・ )ゝ
      テーブルに置かれている
      ラー油の賞味期限が
      切れてます…。(^^;A